診断士試験で、マネしてはいけない勉強法

診断士への道

診断士試験の勉強方法については千差万別、そのノウハウはネットを探せば山のように出てきます。しかし「ある勉強方法」が全ての人にとってベストかというと、必ずしもそうではありません。

脳科学的に「こういうやり方は記憶に残る」とか、「こういうやり方は良くない」という基本は確かにあります。しかし、生活リズムやそれまでにつちかったきたバックボーン等が違う以上、全ての人に当てはまる完璧な勉強法というのは考えらえません。

しかし、受験に失敗している人の勉強法にはパターンがあります。今回はそれをご紹介したいと思います。

1次試験

勉強法ジプシー

誤解を恐れずに言えば1次試験は暗記との闘いであり、基本的には如何に効率よく暗記するかです。しかし受験指導校がXXメソッドと称して独自の学習法を提唱したり、「一発合格」をうたう勉強法に関する書籍も数多く出版されている状況で、目移りしてしまう気持ちはわからなくありません。

もっと良い学習法があるのでは?と、次から次へと学習法に関する書籍を読み漁ったり、受験指導校のパンフレットを読み漁ったり、あげくに受験指導校を渡り歩いたり。

しかし、そういう勉強法ジプシーの方ほど合格率が低い気がします。勉強法を学んでる間は、肝心の診断士の学習ができていません。その時間があればテキストの1ページでも覚えるほうが良いのではないでしょうか。

とはいえ、繰り返しますが「効率の良い学習法」は存在します。そういう学習法は受験に取り組む準備段階で学んでおく必要があります。そして、あとは自分を信じて進んで行くだけです。

勉強法については、昨日の記事も参考にしてください。

参考書ジプシー

これも勉強法ジプシーと同じですね。参考書や問題集をやたらと買い揃えてしまうパターン。Amazonで評価が高いと買ってしまったり、誰かが使っていると聞いては買ってしまったり。

問題集も同じです。そんなに買い揃えても実際できないでしょ?という参考書&問題集オタクになります。そして、後輩に語るんです。「XXの参考書はやめたほうがいいよ。買うなら絶対XXだよ」って。

いや、アンタ合格してないし!とツッコミを入れたくなるぐらい「したり顔」で語ってくるんです。

診断士の1次試験に関して言えば、何冊も問題集は必要ありません。何はともあれ過去問をそろえましょう。最低5年分、可能であれば10年分ぐらいは揃えたいところです。そして、過去問が擦り切れるぐらい何度も繰り返し解いてみましょう。 過去問はただの問題集ではありません。一番の参考書なんです。 過去問の使い方については、次回解説したいと思います。

こちらの本は過去5年分。前半に問題、後半に解説の構成です。解説が充実しているので初心者にはお勧めです。

こちらは過去10年分。しかも論点別・重要度順に編集しているという優れもの。過去問の編集方法とすればこの形式がベストです。 ちなみに2019年版は予約受付中です。

勉強会逃避行

1次試験の勉強は孤独になりがちです。そんな中、2次試験の勉強会に参加すると仲間と苦楽を共有する楽しさに目覚めてしまいます。それはそれで素晴らしいことではあるのですが、勉強会→懇親会を充実させすぎる受験生の方が見受けられます。

特にまだ1次試験に合格していない多年度生で、2次試験の勉強会に夢中になる方が多い気がします。孤独な1次試験から逃れて2次試験対策を頑張るのは良いのですが、まずは1次試験を突破しての話です。

偉そうに、「中小企業診断士の本番は2次試験」と語る方が多いですが、 僕から言わせれば1次試験も2次試験も本番です。1次試験に関しても、少なくとも片手間で合格できるような試験ではありません。現実に何度も1次試験に敗れている受験生も多くいます。

2次試験

過去問後回し症候群

1次試験では過去問を重視していた方も、2次試験になると受験指導校の独自問題を中心に学習して過去問を後回しにする方が多い気がします。しかし、あらゆる受験において過去問ほど貴重な参考書はありません。確かに2次試験の過去問の使い方というのは少し難しいかもしれませんが、 過去5年分~10年分をとにかく繰り返し解いてみましょう。それだけで確実に実力は上がってきます。2次試験における過去問の使い方も別途記事にしたいと思います。

10年分のふぞろい超総集編。辞書代わりに買っておいて損なないでしょう。

勉強会取り仕切り症候群

1次試験のところでも書きましたが多年度生が勉強会を開催し、初年度生に指導する姿を見かけます。しかし注意してください。その指導している方、受かっていませんから!

そして、その勉強会チームは全員受験に失敗しているパターンを何度か目にしました。

勉強会の位置づけは重要だと思います。孤独な学習期間のモチベーションを高め、連帯感やノウハウの共有など様々なメリットがあります。しかし明確な正解が提示されない2次試験において、ファシリテーターが多年度生だと、過ちの連鎖という危険がある事を知っておいてください。

勉強会をするのであれば、できれば診断士(合格者)の方を加えた形で行うのが望ましいと思います。

まだまだ色々あるのですが、長くなってきたので今回はここまでにしたいと思います。

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